投資で先を的確に予想は無理。勉強して自分で判断するしかないようです。

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こんにちはヒカズキです。

米国株と世界株インデックスファンドを運用をしています。

橘玲 著

「臆病者のための株式投資法」から抜粋しました。

明確な答えが記載されていて、これから資産運用の参考になります。

株価は、将来の一株あたりの利益の総額を現在価値に換算したもの

株価=EPS÷金利

EPS:一株あたり純利益

益回り=EPS÷株価

PER=株価÷EPS

PER:株価収益率

株価=EPS×PER

リスクプレミアム

株式投資の適正プレミアムは市場によっても、

銘柄によっても異なるが、5%程度とされている。

日本の場合ゼロ金利なので

株式投資の益回りが5%以上(PER20倍以下)なら株安で投資できるし、

益回りが5%以下(PER20倍以上)なら株価は割高で売ったほうがいいということになる。

ROE(株式資本利益率)

ROEは株価資本に対する純利益の比率で、経営者から預かった資本をどれだけ有効に使っているかを示している

このROEを国際比較すると欧米企業が20~30%に対し、日本企業は10~15%と半分

日本企業は事業に対する効率がものすごく悪い。

その理由は、欧米のように整理雇用ができないため。

整理雇用を進めると失業率は10%に近づき自殺者が増え、街にはホームレスが溢れるかもしれない

そんな成長戦略はいらないとなる。

何かを捨てて何かを選ばなくてはならないのだ。

ビックウエーブを乗りこなせ!

1年後の株式を知ることはできないとしても、理論上は、株式市場のおおよその傾向を判断することは可能だ。

「トレンドとボラティリティがわかれば株式市場の将来は確実に予測できる」

ボラティリティが高いほど、投資家は大儲けしたり大損したりする。

株式市場の専門家であるアナリストはトレンドを読むのが仕事だが、経済予想の的中率を調べると当たったり外れたり当てずっぽうと少しも変わらない。

「ファイナンス理論はボラティリティは正規分布で計算できる」という仮説を前提にしている。

世界じゅうで株式市場の暴騰や暴落がしばしば起きているが正規分布では乱高下することは100年に一度しか起こらないのだ。

学問的には正しくても現実の金融取引にはまったく使えない。

どれほど高度な数学を使っても、将来の暴騰や暴落を予想することは原理的にできないのだ。

ファンド会社は投資家から高い信託報酬を徴収している。それに対しインデックスファンドは信託報酬が安いから、その手数料だけ、アクティブファンドの平均的な運用成績はパッシブファンドを下回る。

株式市場をまるごと購入する

現在はインデックスファンドが普及している。

株のボラティリティがわからないなら、合理的な投資家には二つの選択肢しかない。

  • なにもしない
  • 銘柄選択をやめて株式市場をまるごと購入する

この素人くさい投資法はどんな金融のプロより優れているのだ。

もっともシンプルな投資方法は、世界の株式市場を丸ごと買うことだ。

グローバル経済が全体をして成長していけば、確実にその恩恵をうけることができる。

世界株ETFのもう一つのメリットは為替リスクに中立なことで為替は相対的なもので、

すべての通貨が一斉に下落することは原理的におこらない。

主要通貨に分散しておけば為替リスクを恐れることはない。

株式投資はなぜ有利なのか?

株主会社は、株主から集めた資本金を、

社債の発行や銀行からの借り入れでレバレッジをかけて運用している。

「資本主義」とは、レバレッジによってバランスシートを拡散していく運動のことなのだ。

そのレバレッジのぶんだけ、レバレッジ1倍の債券より大きくなる。

ドルコスト均等法で投資すれば、自動的に株価が上昇したときにな少ししか購入できず、

下落したときはたくさん購入することができる。

株価の暴落こそが投資の最大のチャンスとなる。

個人投資家にとってもっとも合理的な投資方法は、

「暴落を待って、株価が回復するまでドルコスト平均法で分散投資をすること」だ。

「証券のプロ」の大失敗

投資対象をよく知っていれば資産運用に成功できるというのは本当だろうか。

1997年アジア通貨危機に端を発した未曾有の金融危機のなかで山一証券が経済破綻した。

この山一証券の証券マンたちは競って自社株に投資し、

廃業で職を失うと同時に自らの金融資金までなくしてしまった。

証券のプロで「よく知っている」だからこそ「うちの会社が潰れるはずがない」という愛社精神と、

一攫千金を狙う金銭欲で、個人資産のほとんどを自社株に一極集中させたのだ。

資産運用において、「よく知っている」ことにはほとんど意味がない。

暴落のリスクを確実に避ける方法

リスク耐性の低い個人投資家にとって大事なのは、

暴落にひっかかて資産の大半を失うような事態にならないことで、

暴落のリスクを避けながら株式資産に投資する、もっとも確実な方法は、

株式市場が暴落してから分散投資を始めることだ。

短期売買で利益を上げるのはすごく難しい。

自分にとって最適な資産運用を考えるしかない。

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