こんにちはヒカズキです。
橘玲著
「臆病者のための億万長者入門」を読んで
目から鱗が落ちる思いで、第2章までのヒカズキが頭に入れておきたいことを抜粋しアレンジを加えました。
最後までの内容をまとめようと思ったが、第2章までに押さえておきたいポイントが満載だったのでここでまとめておきたい。
現在50代だが20代の自分に助言したいものだ。
特に生命保険の見直しは、若ければ若いほどやった方がよい。
この本の内容を20代で理解していれば、今流行りのFIREなどはとっくにできていたかもしれない。
これからでも忘れない為にまとめておく。
普通 素人がプロに勝つことは絶対にない
金融の世界では「投資のプロ」と呼ばれるファンドマネージャー
ど素人がプロに完膚なきまでに叩きのめすことができる
必勝法のない確率のゲームすなわちギャンブルなのだ。
これは不都合な真実で言い立てる者はいつの間にか排除される。
資産とは収入の多さによって決まるのではなく
収入と支出の差額から生み出せれるものなのだ。
貯蓄率という人もいるが同じ意味
マーケティングは小さな魔術だ
金融業者などは高い金利を取ると
すぐにバレて法的に過払い請求にあう。
分かり難いだけで、マーケティングもそれほど変わらない。
「欲しい」という購買衝動を喚起するには錯覚を利用するのがいちばんだ。
高額品のセールスは心理的な技法を駆使して誘導しようとする。
最近ではメンタリズムと呼ばれている。
健全な懐疑主義だけが魔術に対抗できる。
宝くじについて
賞金の払い戻しは半分、販売経費を差し引き地方自治体に分配される
1等の当選確率は1000万分の1 宝くじ3万円を0歳から100年間購入したとしても
99.9%の購入者は生涯、当たらない。
経済成長していないのに宝くじの賞金が7倍になった理由はサッカーくじBIGの対抗策
最高賞金額で煽るだけで、不利な情報は積極的に伝えない。
ラスベガスのルーレットの期待値は95%、、競馬は75%、パチンコは99%、
カジノのバカラの期待値は95%、宝くじは50%を下回る
宝くじを通して税金を納めているのは、正しく計算できないひとだけ
経済学では「愚か者に課せられた税金」と呼ばれている。
私たちは、こころのどこかで自分は世界の中心だと思っている。
「私」が見たり聞いたり触れたりすることで「世界」が存在するのだから
「自分」はいつも特別なのだ。
「特別な自分には特別なことが起こる」と信じている。
その心理を利用して怪しげなマーケティングで近づいてくる。
生命保険は不幸の宝くじ
40歳で期間10年の生命保険に入ったとして保険料を受け取るのは
男性2%、女性1% 外れくじとなるが息災だったので喜ぶべきとなる。
正しい保険の選び方
①もっとも経費率の低い生命保険に入る
②保障は必要最低限にする
③保険が不要になったらすぐ解約する
宝くじより割の悪いギャンブル
期間10年の定期保険で手数料が6割を超えているものもあり
宝くじの5割より割が悪い。
損をしながら生命保険で貯蓄する
錯覚を利用して「掛け捨ては損だ」という思い込み。
保険会社は、集めた保険料を日本国債などで運用している。
保険会社に手数料を支払いながら定期貯金をするのと同じ。
日本の健康保険制度はきわめて手厚く、長期入院や高額医療で治療費がかさんでも
患者の自己負担は一定額に抑えられ、高額療養制度によって1ヵ月あたり9万円が自己負担の上限になる。
統計的に正しいことが自分の人生にとって正しいわけではないというのは真実だ。
不幸の宝くじを引き当てる可能性がある以上、万全を望むのが人生だろう。
人間の愚かさを教えてくれた高野山の高僧
高野山真言と総本山金剛峯寺の2法人で浄財を含む30億円をリスク商品に投資し15億の含み損を抱えたという。
証券会社に言われるままに購入した。
ひとはみな、無意識のうちに自分を世界の中心と思っている。これは生き物としての本能で、どれほど修行を積もうとこの錯覚を正すことはできない。
自分は特別な存在なら、下々の者が知るはずがない素晴らしい投資情報を教えてくれても不思議はない。
証券会社の営業マンが高野山の高僧をちやほやしたのは、社会的な地位の高い傲慢な客ほど簡単に騙せることを知っているからだ。
人間の真実を知っているのはメンタリストかもしれない。
浄財をハイリスクな投資に注ぎ込むのは儲けたいからで、投資の失敗を隠すのは責任を逃れるためだ。
その姿があさましいと思うだろうが、それをいうなら政治家も私たちもみんなあさましいのだ。
高野山の高僧は、人間の愚かさを身をもっておしえてくれたのだ。
資産運用の4つの原則
①確実に儲かる話しはあなたのところに絶対に来ない
②誰も他人のお金のことを真剣に考えたりしない
③誰も本当のことを教えてはくれない
④自分の資産は自分で守るしかない
自分で情報を掴み、勉強して真実を見極め、判断することが大事
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