こんにちはヒカズキです
原作 ジョージ・S・クレイソン
訳者 楡井浩一
バビロン大富豪の教え
を読んで忘れないうちに整理しました
バビロンとは
ユーフラテス川流域の
やせた土地にかかわらず
富を築いた、古代都市
金貨にあこがれた男
話しは二輪馬車職人がふと
当たり前と思っていた生活の中で
自分の貧しさに気付くことから始まる
友人と話しをして
別の友人の大富豪に教えを乞うことになる
その気付きが実は重要なのかもしれない
皆 知らず知らずにこんなものかと思い
老いているのではないか
その大富豪は特に秀でた能力はない
それなら何故これほどまでに
大富豪と貧乏人といった差がついてしまうのか
運がいい訳ではない
女神はあぶく銭を手にした者は例外なく破滅をあたえると
言っている
その大富豪もまた若いとき富豪に教わっている
- 得られた稼ぎより少ない額で暮らす
- その道の経験を積んだ人間に助言を求め学ぶ
- 己のために金を働かせる
ただし成功したいという欲望をいだいていた
つまり決意をしていたから
その幸運を掴むことができた
そしてすぐにではなく長い年月をかけて
しっかりと準備をしなくてはいけない
黄金に愛される七つの法則
⇒自分に置き換え
1.収入の十分の一を貯金せよ
⇒収入は9割と思い生活をする
2.欲望に優先順位をつけよ
⇒9割しか使えない中での優先順位
3.貯えた金に働かせよ
⇒手堅い投資をする
4.危険や天敵から金を堅持せよ
⇒知識を増やし、確かな情報を入れる
5.住まいをわがものとせよ
⇒でも借金はほどほどに
6.今日から未来の生活を備えよ
⇒計画を立てる
7.自分こそを最大限の資本にせよ
⇒具体的な目標を立て自分に投資をする
幸運の女神
幸運は何の努力をせずに与えられるものではない
好機を逃さずものにする努力が不可欠
「行動する人間は幸運の女神を振り向かせる」
お金と幸せを生み出す五つの法則
大富豪は息子に資産の相続をさせる前に
試練を与える
世間に出て金貨と人に敬われる力を身に着けるよう条件を出す
そのはなむけとして五つの黄金法則をあたえる
1.家族と自分の将来のために
収入の十分の一以上を蓄える者の元には
黄金は自らを膨らませながら
喜んでやってくるだろう
2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり
持ち主が群れを膨大に増やす
羊飼いのように賢明ならば
黄金は懸命に働くことだろう
3.黄金の扱いに秀でた者の助言に
熱心に耳をかたむける持ち主からは
黄金が離れることはないだろう
4.自分が理解していない商い、あるいは
黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに
投資してしまう持ち主からは
黄金は離れていくだろう
5.非現実的な利益を出そうとしたり
謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり
己の未熟な経験を盲信したりする者からは
黄金は逃げることになるだろう
バビロンの金貸し
若い者は痛い目にあったことがない、
無謀な借金は深い落とし穴になる
関係に流されることなく
「小さな用心は大きな後悔を防ぐ」
あとは
自ら奴隷に堕ちた者、不幸にして奴隷の身分の者が
誇りを忘れずまた仕事にやりがいを持ち
はい上がる話しが書かれている
そして諦めず
「決意あるところに道は開ける」
としている 少し感動できる寓話
気になるところが・・・
バビロンの奴隷に関する慣習
奴隷には資産の所有が認められ
自分の奴隷を持つことが可能
奴隷が非奴隷と婚姻関係を結ぶことが認められ
自由民の母から産まれた子供は自由民
主人と共同経営者の関係にあり
自身の力で裕福な暮らしを営んだとある
これじゃ今の自分と変わらないかも・・・
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