退職まで688日を前にして思うこと**
長い時間をかけて積み上げてきたものが、 ようやく“安心できる水準”に届いた。
それは派手な贅沢をしたいからではなく、 ただ静かに「ここまで来たんだ」と思える感覚だった。
普段の生活は変わらない。 無駄遣いはしないし、必要以上のものも求めない。 それでも最近、ふとした瞬間に 「一度くらい、非日常の旅館に泊まってみたい」 そんな小さな好奇心が芽生えるようになった。
贅沢をしたいわけではない。 ただ、これまでの積み重ねが形になった今、 “体験としての贅沢”を味わってみたいと思えるようになっただけだ。

■ 贅沢はお金ではなく「達成感」だった
自分にとっての贅沢は、 高いものを買うことでも、派手な暮らしをすることでもない。
できなかったことが、できるようになること。 昨日より少しだけ前に進めたと感じる瞬間。 積み重ねが形になったときの静かな満足感。
それが、自分にとっての贅沢だった。
資産が増えたことよりも、 そこに至るまでの過程── 節約、投資、仕事、努力、失敗、学び── そのすべてが“達成感”として胸に残っている。

■ やりたくない仕事に時間を使うムダ
一方で、 「やりたくない仕事に時間を使うムダ」 これも強く感じるようになった。
成長しない時間は、人生の浪費だと思う。 ただ消耗するだけの業務、 意味のない会議、 変わらない仕組み、 理不尽な要求。
そういう時間に、自分の残りの人生を使いたくない。
■ それでも円満退社したいという気持ち
それでも、 40年以上お世話になった会社を きれいに終わりたいという気持ちがある。
仲間がいて、 自分を育ててくれた人がいて、 現場で一緒に汗を流した時間がある。
だからこそ、 ただ「辞めたい」ではなく、 “円満に終わりたい”という思いが強い。
■ 退職まであと688日
これは“耐える時間”ではなく“整える時間”
退職まで、あと688日。
以前なら「長い」と思ったかもしれない。 でも今は違う。
これは“耐える時間”ではなく、 自分の人生を整える時間だと思っている。
- 感情を乱さずに働く
- 無駄なことに巻き込まれない
- 自分のペースを守る
- 退職後の人生を設計する
- 投資を積み上げる
- 好奇心を大切にする
- 誠実に終わる準備をする
この688日は、 自分の人生の“仕上げ”のような時間だ。

■ 今の自分を形作っているもの
達成感。 誠実さ。 少しの好奇心。 そして、積み重ねてきた40年以上の時間。
その全部が少しずつ混ざり合って、 今の自分を形作っている。
贅沢とは、お金ではなく、 「自分の人生を、自分の足で歩いてきたという実感」 そのものなのかもしれない。

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